灯台のように、コンパスのように

制度のはざまで、動けずにいる現場を何度も見てきました。
「こうすればきっと良くなる」と分かっていても、
その“声”が仕組みに届かず、やがて疲弊していく姿も、数えきれないほどありました。

それでもなお、誰かが光を灯し、進むべき方向を示し続けなければならない。

ToriLabは、そんな願いから生まれた小さな政策スタジオです。

灯台のように、遠くを照らすのではなく、
すぐそばにある“足元の危うさ”を見逃さず、静かに光を当てる存在でありたい。

そしてコンパスのように、誰かが進もうとするとき、
迷いを恐れず、必要なときにそっと方向を指し示せる存在でありたい。

私たちはまだ、航海の途中にすら立っていません。
でも、準備の時間こそが、進む力を育ててくれるはずです。

ToriLabの羅針盤は、現場と制度の交差点を向いています。
この小さな針先が、誰かの「動きたい」という意思の背中を押せるなら、
それだけで、設立前のこの日々も意味を持つと信じています。

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