私たちについて


ロゴへの思い

ToriLabのロゴは、私たちの在り方を象徴しています。
それは、現場の声をすくい、制度に届く仕組みに変えて、もう一度現場に還すという循環。
誰かが拾わなければ埋もれてしまう「困った」や「変えたい」を、形にするための羅針盤としての存在です。

北東を指すブルーのコンパスには、「希望と再生の方向へ進む」という意思を込めました。
遠くに飛び立つ翼ではなく、足元から静かに風を起こす姿勢を選んでいます。
大きく羽ばたくのではなく、いまここから、現場とともに一歩を踏み出すために。

ロゴの左にあるシンボルは、現場の方向を見失わないための指針。
右に添えた “ToriLab – Healthcare & Policy Design” は、制度・技術・運用をつなぐ、私たちの役割そのものです。

親しみやすさと誠実さを感じさせるデザインでありながら、
専門性と信頼感を備え、医療・介護・福祉、そして行政・企業との橋渡し役を担う
その決意と願いを、このロゴに託しました。

Together We Build With ToriLab
— 仕組みで変える 現場とともに


理念(Mission / Vision / Values)

Together We Build With ToriLab —仕組みで変える 現場とともに

Mission(使命)

医療現場に、実装可能な解決策を。
現場で見える「ムリ・ムダ・ムラ」に真っ向から向き合い、
制度・技術・運用を融合した“再現性のある解決策”を届けます。

Vision(目指す未来)

すべての医療機関に、持続可能な経営と働きやすさを。
地域に根ざした医療が、制度疲弊や人手不足に負けることなく、
患者と職員の笑顔を守り続けられる社会を創ります。

 Values(価値観)— T-RISE:5つの行動原則

  • Together We Build     多職種で、仕組みを共につくる
  • Real is Right       現場から始める課題解決
  • Integrate to Innovate    統合による新しい価値の創造
  • Sustainability by Design  設計段階から持続可能性を意識
  • Empower to Evolve     自立と共創による成長の連鎖

代表メッセージ

医療の現場に立ってきた私は、幾度となく「制度に届かない声」と向き合ってきました。
「現場ではこうすればうまく回るのに」「なぜ制度は現実を見てくれないのか」――
その嘆きは、声にならないまま、毎日の業務のなかに埋もれていきます。

制度と現場。その間には、たしかに距離があります。
けれど、だからこそ私たちは、その“あいだ”に立ちたいと思いました。
現場の知恵をすくい上げ、制度の言葉に翻訳し、再び現場に還す。
それが、ToriLabの役割であり、存在意義です。

目指すのは、現場が実感できる“仕組みの変化”です。
制度、技術、運用。それぞれをつなぎ直し、再現性ある解決策として届ける。
大きな改革でなくても構いません。いま、その場所から静かに風を起こす。
そんな積み重ねが、未来の医療や福祉の姿を変えていくと信じています。

私たちは、その想いを実現するために、6つの現場支援事業に取り組んでいます。
臨床工学、業務補助、SPD、ICT、機器管理、福祉支援――
それぞれの現場で仕組みを整え、課題をひとつひとつ解きほぐすプロローグです。

そして、その先に据えているのが「医療施設再配置・地域医療構想支援」。
地域という単位で医療を再構成するには、現場に深く入り、実装を重ねてきた者でなければ見えない景色があります。
制度・人・不動産――その三位一体を支える“羅針図”を描くこと。
それが、ToriLabが最終的に果たしたい使命であり、次世代への橋渡しです。

私たちは、5つの行動原則「T-RISE」を掲げています。
Tは“ToriLab”であり、“Together We Build”。多職種が共に築くことからすべてが始まるという意味を込めました。
Reality、Integrate、Sustainability、Empower――どの要素も、制度と現場をつなぐために欠かせない価値観です。

Together We Build With ToriLab
— 仕組みで変える 現場とともに

白鳥 良太郎
ToriLab代表/医療政策デザイナー